ニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)の池入れ動向について
ニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)の国内採捕量には年変動があり、採捕量の不足を輸入で補っている。
平成30年漁期(平成29年11月~4月末日)は中国・台湾等を含めた東アジア全域で採捕が低調であり、このため、シラスウナギの取引価格も高騰した模様。
我が国の平成30年漁期のシラスウナギ池入数量は14.2トンと、平成29年漁期(19.6トン)を下回った。当該漁期の特徴としては、漁期の始め(11月~1月)はシラスウナギの採捕が極めて低調であったが、2月以降は採捕が上向き、3月をピークに池入れが進んだ模様。
※:各年の池入数量は、前年11月~当該年5月までの合計値。平成15年~平成25年までの池入数量は業界調べ、平成26年~平成30年の池入数量は水産庁調べ。
取引価格は業界調べ。
※:輸入量は、貿易統計の「うなぎ(養魚用の稚魚)」を基に、輸入先国や価格から判別したニホンウナギ稚魚の輸入量。採捕量は池入数量から輸入量を差し引いて算出。
※:H30の輸入量は11月末までの貿易統計の数値。
水産庁「ウナギをめぐる状況と対策について」より転記
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