冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システム

SSS|冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システムとは?

SSS|冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システムは、水処理技術と省エネ技術を駆使し、育成プラントにて高育成率・短期育成を目指した閉鎖循環型養殖技術です。
SSSとは、”Science Success Story”.の略です。
温冷水を同時に生成できるヒートポンプシステムと水の浄化システムを備えたサイエンス式 水産農業システムを導入することにより、今まで育成が難しかった陸上養殖を実現します。

うなぎ

成長の遅いウナギの再生

成長の遅いウナギを利用して再生養殖が可能。この様なウナギは年間約2000 万匹有ると推測

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冷水・温水魚を同時に育成

冷温水を同時に生成できるヒートポンプと水の浄化システムを備えたプラントシステムです

冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システム|サイエンス・イノベーション

どこでも、いつでも、誰でも

加水量を最小限にし、水資源が乏しい地域(都心部・山間部)でも展開が可能です

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省エネ効率育成

既存の養殖システムより1/3 の省エネ効率を実現し、ランニングコストを削減します

うなぎ

育たないウナギの再生

育たないウナギを利用して再生養殖が可能。この様なウナギは年間約2000 万匹有ると推測

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冷水・温水魚を同時に育成

冷温水を同時に生成できるヒートポンプと水の浄化システムを備えたプラントシステムです

冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システム|サイエンス・イノベーション

どこでも、いつでも、誰でも

加水量を最小限にし、水資源が乏しい地域(都心部・山間部)でも展開が可能です

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省エネ効率育成

既存の養殖システムより1/3 の省エネ効率を実現し、ランニングコストを削減します

SSS|冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システムの特徴

冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システムは通常の養殖事業と異なり、様々な特徴があります。

  • 廃熱回収型ヒートポンプ(ecoマルチ・ヒーポン)で、冷水5℃~20℃+温水25℃~60℃の1℃刻み同時に作ることができます。どの様な環境下でも飼育水槽の水温は全自動化している。(サイエンス株式会社開発商品)
  • ろ過機約100種類製造。現在養殖用ろ過機の開発中です。(サイエンス株式会社開発商品)
  • 天然鉱石(SSろ材と読んでいます)を輸入して、天然ミネラル溶出+育成光泉、アンモニア類の硝化を活用しています。
  • オゾンor電気分解で殺菌、育成増進、PH調整ができます。
  • 制御技術で遠方操作、遠方監視が出来ます。

育成対象

温水と冷水の異なった環境を好む魚種を同時育成する

生育期間

水温と水質の自動制御により、高育成率、短期育成を可能とする

投資効果

既存の養殖事業に比べ、ランニングコストを低減し、設備投資額の短期回収を可能とする

設置環境

加水率を最小限にし、水資源が乏しい地区(都心部・山間部など)でも展開出来る

環境問題

高度なろ過システムにより、排水量と汚濁負荷を最小限にし、環境問題を解消する

衛生管理

育成水の殺菌対策により、病気や寄生虫のいない安心・安全な育成を可能とする

育成技術

動力や水質の自動制御技術により、熟練した養殖技術が不要のため、新たな起業者の参入を促進できる

産業化

同一敷地内で六次産業化が図れることから、地域の創生事業として雇用の拡大が図れる

ビジネス概要

本システムの概要

SSSを用いて温水系でクロコウナギ、冷水系でニジマス、(ヤマメ、岩魚)を養殖し食材として、定食、弁当等、加工販売する事業案を作成した。
ウナギについてはシラスではなく、現在生育の遅れたクロコウナギを稚魚として用い、ニジマス、(ヤマメ、岩魚)・・・を育成することを特長としている。

養殖事業計画案

設備投資

本体工事:30t円形水槽6基、HP30馬力、水浄化システム、通気装置、分析・制御装置、配管・電気工事
非常用発電機(通気用)、予備ボイラー、機器設置、遠方監視、その他機器SSS基準プラント合計:88百万円
SSSプラント面積は約600㎡(幅20m×奥行30m)。
上記投資額は本体工事(SSS基準プラント)のみで、土地、建物の他、一次側電源や給水設備、排水処理設備などの付帯設備、運搬費は含まず。

養殖条件

養殖費用

卸採算性

養殖+弁当加工事業計画案

養殖で育成して卸すのは採算性が低いので、養殖したウナギ、ニジマス(ヤマメ、岩魚)を加工して卸、直販の事業を行う。
ウナギは全て蒲焼にして、1.4万匹は鰻焼おにぎり(22チップ)=30万身で卸+1.4万匹はうな重弁当で2.8万食直販。
ニジマス2400匹は4身+岩魚3600匹は2身で西京付け(合計1.7万パック)卸販売する。
ウナギはさいて、ソフトスチームで白焼き⇒店で鰻焼きおにぎりへ、ニジマス、岩魚は西京漬けは委託工場へ。

実証実験

第一回目の実証テストを新潟県の十日町市が所有する養殖場で行い、この実験から得られた成果を基に更なる発展に向け第二回目の実験を行ないました。
この新たな閉鎖循環型の養殖技術をSSS(冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システム)と称し、SSSシステム稼働に向けて日々の技術開発に取り組んでいます。

第1回検証実験

ヒートポンプの省エネ技術が創生する新たな農業・漁業育成(アクアポ二クス)

エネルギーコストを削減するヒートポンプ

ヒートポンプは、大気中や地中の熱(heat)を熱源として汲み上げ(pump)冷媒を介し移動させる機器で、エアコンや冷蔵庫等として広く普及している技術です。
この熱エネルギーを効率良く活用する技術は、産業設備の省エネ化を促進し、CO2削減に寄与します。

ヒートポンプが切り開く農漁業の競争力

農漁業分野では、重油・電力等のエネルギーコスト増が競争上大きな課題となっています。従来のボイラやチラーにかかるエネルギーコストを削減する「排熱回収型ヒートポンプ」の活用に農漁業生産者の注目が集まっています。

株式会社サイエンス・イノベーションが目指す「SSS」

日本のみならず世界的に必要が高まっている陸上養殖・植物工場の温度コントロールに排熱回収型ヒートポンプを用い、エネルギー・ランニングコストを削減し、冷温同時取り出し運転で追加エネルギーコスト無しに育成温度帯の異なる2種以上の同時通年養殖・栽培を可能とし、生産効率を飛躍的に高める、革命的システムです。

排熱回収型ヒートポンプが、地域の省エネ・環境良化に貢献するとともに陸地での産物食品加工が容易となることから、地域の農漁業の6次産業化を推進します。
SSSで生まれる「農業・漁業と工業が融合する新産業」は、地域に新たな雇用を創出することが期待されます。

第1回 実証実験のシステム概要

冷・温水環境での同時に行う植物栽培・養殖(APS)システム

第1回 実証実験結果

  • うなぎ700匹/20㎥水槽、やまめ・岩魚500匹/20㎥水槽で育成を行い、うなぎ、やまめ・岩魚の育成率は95%以上でうなぎ200g以上、やまめは30㎝以上に育つ。
  • 排熱回収型ヒートポンプ利用で省エネルギー(従来燃料方式)比較で1/3同時運転比率が90%以上となっており、良好な運転制御。稼働率は50%程度で能力として余力を持つ。(冷水配管及び冷水槽ろ過装置系統に保温がわずかな為熱ロス有った状態での値)
  • 植物はワサビ(冷水)、トマト・空芯菜等(温水)を実験場の2階で育成するが、圧倒的に光量不足と養殖水の循環で養分と餌の残渣や汚れが野菜に廻ってしまい、栽培方法含め再検討が必要。

SSS|冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システム運用データ

ボイラー・チラ―の熱源機と比較してヒートポンプは1/3の費用となります

  • 冷水・温水消費電力

今までの陸上養殖実験

閉鎖型陸上養殖システム
閉鎖型陸上養殖システム

現在では、温水でビリウナギ(放流)+冷水でヤマメ(岩魚、アユ、マス)の育成+六次産業化で地方創生事業化(ブランド化による新産業化)を進めたいと考えています。
またこのプラント養殖でのビジネスモデルを何度も検討してきました。

3プラントの実証が出来ました。

1プラント目(SSS渋川)での実証が、安定した生産を開始し、更に、2プラント目(SSS浜名湖)3プラント目(SSS埼玉)での実証も開始しました。
SSS実証~ビジネス化(委託で六次産業化)までトライしてまいります。
今後は、国の機関や大学の関係機関で費用面、育成指導(データー収集)の協力を頂いて進める事を目標としています。

今後の展開

当社の責任範囲はあくまで『SSS=冷温水循環式・閉鎖型陸上養殖システム』になります。
以下の事項は、オプションとして協力支援が出来るようにする計画です。

  1. 今後は、更に進化をする為に必要なセンサーとデーター管理へ取り組みます。
  2. 飼育がある程度初めての方でも管理が出来る様に、SSSプラント運営マニュアル化、チェクリスト、注意事項等を作成していきます。
  3. 育成者のプロと必要に応じてコンサル契約にて、飼育基本ガイドマニュアル、指導教育と現場管理(TV・電話対応)を行う予定です。
  4. アフターメンテは年間4回を基本として、システム点検、データー分析、アドバイス等を行う予定です。
  5. 商品メニュー、販売アドバイス、ビジネスシュミレーション、飼育基本ガイドマニュアル、店舗アドバイス等のフォローも充実して行く予定です。

資料ダウンロード

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